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【ちょっとご紹介!】2022版中小企業白書・小規模企業白書が掲載されてます!【ご参考に】

今回は,休みの合間に1日出勤しただけでヘトヘトな「名ばかり予報士」でございます。

昨日は双子と近くの河川敷までちょいとお散歩でした☺️

さて,先週は中小企業庁から「2022版中小企業白書・小規模企業白書」が発表になりました。

今回は,その白書の概要をお書きしたいと思います。

発表されている資料の確認

まずは,詳しい資料などはこちらを参照して見てください。

中小企業白書・小規模企業白書について

https://www.meti.go.jp/press/2022/04/20220426003/20220426003.html (掲載元:経済産業省ホームページ)

中小企業白書・小規模企業白書の概要

https://www.meti.go.jp/press/2022/04/20220426003/20220426003-2.pdf (掲載元:経済産業省ホームページ)

白書の概要

実は僕は今の仕事をしていながら,この白書を見るのは今回がほぼ初めてです(お恥ずかしい限りですが…)😓

で,今回のこの白書で書かれていることをちょっとご紹介していきたいと思います。

①企業の業況など

 ・やはり多くの企業で新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている

 ・特に「宿泊業・外食業」は新型コロナウイルス感染症流行前を大きく下回っている

 ・倒産件数は低水準だが,新型コロナウイルス感染症流行以降では倒産の月別件数が過去最多を更新している

②給付金などについて

 ・持続化給付金は「東京,大阪,神奈川」などで給付が多く,建設業,卸売業・小売業なども給付比率が大きい

 ・家賃支援給付金も同様

 ・金融機関の融資も貸出残高が増加している

 ・宿泊業などは借入金の返済余力が低下

③雇用など

 ・人手不足感は依然としてある

 ・外国人労働者数は低下

 ・最低賃金は上がってきているが,労働分配率は低下

④原油・原材料価格の高騰など

 ・ウクライナ情勢の緊迫化もあり,燃料や非鉄金属(アルミニウムや銅など)で取引価格が上昇傾向

 ・木材・鋼材などの資材や電力価格も上昇傾向

 ・原油先物価格はコロナ前の約8割上昇

⑤事業承継について

 ・引き続き社会的課題だが,経営者年齢の若い企業では新たな取組にチャレンジしている

 ・M&Aが増加していて,後継者不在企業の割合は低下してきている

 ・既存の経営資源を活かし,新たな取組などを行なっている

⑥中小企業の感染症への対応

 ・今後の不安材料として「原材料価格・燃料コストの高騰」,「人手不足・育成難」,「国内の消費低迷,販売不振」な

  どがある

 ・事業再構築(新たな取組や商品開発,提供方法の変更など)を実施している企業は,「宿泊業・飲食サービス業」に多

  い

 ・事業再構築を行い,既に売上面で効果を実感する企業も出てきている

 ・事業再構築に取り組む企業は,売上面の効果だけでなく既存事業とのシナジー効果(相互作用)も実感

⑦小規模事業者の事業見直しなど

 ・2021年の売上高は,「宿泊業・飲食サービス業」を中心に,感染症流行前に戻っていない

 ・小規模事業者は積極的に事業見直しに取り組んでいる

 ・既存の市場,既存製品・商品・サービスで情報発信の強化や商品・サービスの向上に取り組む小規模事業者が多い。

 ・小規模事業者は「知識」・ノウハウの不足」,「販売先の開拓・確保」,「資金調達」,「人材の確保」などの課題に

  直面している

 ・売上げの減少を契機に支援機関(商工会や商工会議所など)の活用による事業見直しを行う企業が増えており,それに

  よる今後の売上げへの期待度は高い

 ・売上げの減少を契機に事業見直しに」取り組む小規模事業者は,中長期的な事業見直しに取り組む者もいる

 ・他の事業者との共同の商品開発などで新たな取引の創出や取引先との関係強化などの効果が期待される。

このような内容は,白書の一部ではありますが,他の企業がどのような状況にあって,何に取り組んでいるのかが知れるものとなっていると思います。

個人的なまとめ

今回取り上げた内容は,ほんの一部を概要から抜き出してきましたが,これを見ての僕の主観でお話をすると,

依然として新型コロナウイルス感染症や原油価格の高騰,ウクライナ情勢の緊迫化などにより,昨年度の事業者の状況は厳しかったと思われます。

ただし,新型コロナウイルス感染症の流行から約3年が経過し,早い段階で今の世の中の状況にあった新たな取組を始めていた事業者は少しづつ成果を上げつつあるのかもしれません。

このブログでもよく補助金の話題を取り上げていますが,自己資金が無い場合は補助金などを活用してでも,いきなりは難しくても少しずつ新たな経営の柱となる種をまく時期になっていると思われます。

また,そういう取り組みをしていかないと,今後生き残るのは難しいのかもしれません。

ご自身で考えるのが難しい時は,まずは上記のような支援機関に気軽に聴いて見ても良いと思いますし,やはり今までと違った何かしらの行動が必要なのかもしれません。

僕は,自分が事業主では無いので,偉そうなことは言えませんが,今後のきっかけとして色々と見直してみるのも良いかもしれません。

気になる方はぜひご参考にして見てください。

ってところで,今回はゴールデンウィーク中盤での仕事で気合が入らなかった今日を反省しつつ,この辺でお開きってことで,また。

yoho-shi

気象予報士の資格を持つが全く役に立ってないため迷走中の九州の田舎在住中年フラリーマン。 今の仕事は小さい規模の事業者の経営の支援中。 一応、防災士やらエネルギー管理士やらなんやかんや。 下手なブログ,やっとります。