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【ひさしぶりの防災情報!】原子力防災アプリなるものを始めたところがあるらしい【どんなものなのか?】

ここ最近何かといえば「さくらさくら」といっていましたが、やはりそろそろ今度は鯉のぼりが見たくなってきている「名ばかり予報士」でございます。

早いところでは桜の時期も少しすぎて、これから徐々に新緑の季節になって行きますね😄

花粉症の僕にとってはまだまだ憂鬱な日々は続きますが、この先梅雨に入るまでは、晴天の日も多くなる時期です。

暖かいというより少し汗ばむ時期にもなってきますし、紫外線なども気になると思います。

気象情報は、日々の最新のものを確認するようにしたいものです。

さて今日の話題はというと、前回の「黒潮大蛇行」とはちょっと違った話題で‼️

自分が防災士という立場から最近気になった「原子力防災アプリ」なるものについてのお話です。

原子力発電所と防災

僕が住んでいる九州には現在、佐賀県にある玄海原子力発電所と鹿児島県にある川内原子力発電所の2箇所があります。

東日本大震災での福島第一原子力発電所などの事故がきっかけで、防災を考える際に原子力発電所の話題は欠かすことができなくなりました。

詳しいことは今回は書きませんが、このブログを見て下さっている皆さんもご存知かと思いますが、ひとたび大きな事故が起こるとその原子力発電所の周囲数十km圏内は、長期間にわたって住むことができなくなります。

何より、地震や津波などでの事故の場合、近くにお住まいの方々は早急に避難しなければ、放射能を大量に浴びる(放射線に被曝する)危険性があります。

やはり、そういった大きな災害による事故または人災による事故などが起こった際に、すぐ近くの方だけではなくより多くの方々に正確な情報を提供できるものが必要になってくると思います。

※福島第一原子力発電所の事故の際は、たしか最初に多くの方が避難した方角が風下にあたり、そちらに放射能が運ばれたのではなかったかと記憶しています。

なぜ今回はその話題か?

なぜ今回の投稿はそのような話なのかと言いますと、実はそういった原子力発電所の防災用アプリの運用を川内原子力発電所がある鹿児島県が、全国に先駆けて令和4年4月1日より開始したとのことです。

詳しい情報はこちらをご確認ください

https://www.pref.kagoshima.jp/aj02/genbousai-app.html (掲載元:鹿児島県公式ホームページより)

また、分かりやすいチラシはこちらから

https://www.pref.kagoshima.jp/aj02/documents/98071_20220329190639-1.pdf (掲載元:鹿児島県公式ホームページより)

そして、見た目はこんな感じらしいです。

このアプリによって、放射線の数値だけではなく、避難する際や避難車両・避難所での受付などの手続きなどをQRコードで行うことによって、さまざまな手順を簡略化できるとのことです。

そのほかにも、安定ヨウ素剤の問診情報や利用者が災害情報を投稿できたり、避難経路などの地図を表示したりするそうです。

使い方など詳しい内容はこちら

https://www.pref.kagoshima.jp/aj02/documents/98071_20220330112553-1.pdf (掲載元:鹿児島県公式ホームページより)

まとめると…

今回は鹿児島県が運用するということで、鹿児島県にお住まいの方が対象となると思いますが、川内原子力発電所の地理的な位置から考えると熊本県や宮崎県など、何かあった場合の影響は広範囲に及ぶと思われます。

いざ災害が発生したときに、正確な情報をどのような手段で得てどのように行動するかは、日頃からの準備や備えが大切だと思います。

今のところ、僕も十分ということはとても言えませんし、これで良いというものもありませんので、このような情報にもアンテナを張るようにしたいと思います。

また、このアプリが利用可能な鹿児島県の方も、今のうちに少しでも触れておかないと、何かあってから初めて操作するのでは、慣れない中で苦労する可能性もありますので、もしダウンロードした方はちょっとでも使ってみましょう。

ってところで、自然災害や事故は起きて欲しくはないけど、そうなった時に自分や家族の身をどう守るかを考えるきっかけになった今回は、この辺でお開きってことで、また。

yoho-shi

気象予報士の資格を持つが全く役に立ってないため迷走中の九州の田舎在住中年フラリーマン。 今の仕事は小さい規模の事業者の経営の支援中。 一応、防災士やらエネルギー管理士やらなんやかんや。 下手なブログ,やっとります。