【※引き続き】明日も雪に警戒【日本海側にお住まいの方は特に!】
おとといから昨日にかけて予報されていた大雪は予報が外れた形になりましたが、
また大きな被害が出ずに良かったなぁ〜と思っている「名ばかり予報士」でございます。
実は、九州地方は週末から昨日にかけては比較的暖かい時期だったように思います。
ただし、今日は午前中はそこまで無かったんですが、お昼以降はずいぶん寒くなってきたように感じます。
そして、これから週末に向かうに従って寒さが増してくることになると思います。
それでは、今回のネタは「明日の天気」ということで、早速みていきましょう。
「短期予報解説資料」では
さて、いつものようにまずは「短期予報解説資料」をみて見たいと思います。
2月15日(火)15:40発表分はこちら→https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/data/jishin/kaisetsu_tanki_latest.pdf (掲載元:気象庁ホームページ)
「1、実況上の着目点」
今回は①と②に注目します。
まず①では、中国の東北区に非常に強い寒気を持つ寒冷渦があって、南東方向に進んでいます。
この寒冷渦の進行方向の前側に低気圧があり、現在発達中です。
②では、上空約5,000m付近では、−30℃の線が西日本の日本海側から東日本に南下してきていますが、
日本海にある低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込みます。
それもあって、天気予報ではよく聞く「大気の状態が不安定」という状態になって、雷などが発生しやすくなっています。
「2、主要じょう乱の予想根拠と解説上の留意点」
ここでは①と②に注目します。
①では、上に書いた寒冷渦自体は徐々に崩れていくようですが、それに伴う低気圧は日本海付近でゆっくりとしたスピードでの移動になります。その後、明後日(17日)にかけて、東北地方南部から北陸地方付近に上陸する可能性があります。
②では、明日(16日)にかけて、日本海にある低気圧に向かって東寄りの風が吹きつけます。
明日から明後日にかけては、上空約5,000m付近に−39℃以下の非常に強い寒気が流れ込みます(西日本には17日に上空約3,000m付近に−24℃以下の寒気が流れ込む見込み)。
そのため、地表(海面)付近の気温と上空付近の気温の差が非常に大きくなるため、大気の状態が不安定になります。
また、低気圧の移動スピードが遅くなる影響で、同じ場所に雪雲が次々と流れ込む可能性があります。
なので、大雪に加えて落雷や竜巻にも注意が必要になります。
以前書いたかもしれませんが、冬も落雷や竜巻の多きシーズンとなっていますので、そういう予報が出ている地域の方々は、急な落雷や竜巻などの際は頑丈な建物に避難するなど、ちょっと頭の片隅に置いとくだけでもそういう時の行動が違ってくると思います。
「4、防災関連事項[量的予報と根拠]」
ここでは、①に注目します。
①大雪ポテンシャルでは2月15日18時からの24時間に、北陸地方と東海地方で60cm、北海道と東北地方で50cm、近畿地方(主に北部)で40cmの予報となっています。
予報が出ている地域にお住まいの方は、先週末に引き続き、大雪による災害などに十分お気をつけください。
「大雪と高波及び雷に関する全般気象情報 第2号」
「大雪と高波及び雷うに関する全般気象情報 第2号」については、詳しくはこちらを確認ください
→https://www.jma.go.jp/bosai/information/#area_type=japan&info_id=20220215080016_0_VPZJ50_010000&format=text&area_code=010000 (掲載元:気象庁ホームページより)
ここで注目するのは、やはり大雪に関する情報です。
明日2月16日までの積雪予報は先ほどおかきした通りです。
さらに24時間先の2月17日(木)の18:00までの24時間(16日(水)18:00以降)に予想される降雪量は以下になります。
多いところで
・東海地方 70〜90cm
・北陸地方 60〜80cm
・近畿地方 50〜70cm
・中国地方 40〜60cm
となっています。特に、明日の夕方から明後日の夕方にかけては「東海地方」で大雪の予報となっています。
そのため、普段あまり積雪がない地域の方でも警戒が必要です。
最後に
先週から今週にかけて、大雪の予報が多くなっていますが、2月もまだまだ寒い時期が続きますので、今後も最新の気象情報はチェックするようにしてください。
また話は変わりますが、明日からは個人事業主の方々は「確定申告」も始まります。
申告期限は、「新型コロナウイルス感染症の影響により遅れる」という場合を除いては、3月15日(火)までになっています。
これまでに準備ができている方はお早めに済ませてしまいましょう。
また、これから準備する方は、3月15日の期限までに間に合うようにスケジュールを上手に調整して、この1ヶ月間を乗り切りましょう。
申告方法もご自身で電子申請をする方もいれば、税務署やその他の申告会場などを利用される方もいると思います。
まだまだ「新型コロナウイルス感染症」の影響が続いてますので、人からもらわないまたは人にうつさないように気をつけつつ、申告できるようにしておくことも大事なことかと思います。
ってところで、明日からが大変になるけど、早め早めに「確定申告」の支援も終わらせていこうと思っている今回は、この辺でお開きってことで、また。