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【※初心者が気軽に読める】小規模事業者持続化補助金(一般型)について(事業計画書の前半)

今回も子供と一緒にのんびり遊んでいる「名ばかり予報士」でございます。

何日か前に「小規模事業者持続化補助金(一般型)」申請の大まかな流れについて、ちょっと触れてみます。

で、事業計画書の中身についてちょっとだけ触れたけど、詳しく書けなかったんで、ちょっと書いていこうと思います。

前回のおさらい

まずは前回のおさらい!とはいえ、今回に関係があるところでいくと、こんな感じでした。

様式2−1事業計画書

経営計画(前半部分)

①企業概要

②顧客ニーズと市場の動向

③自社や自社の提供する商品・サービスの強み

④経営方針・目標と今後のプラン

補助事業計画(後半部分)

①補助事業で行う事業名

②販路開拓等(生産性向上)の取組内容

③業務効率化(生産性向上)の取組内容

④補助事業の効果

だった。

今回紹介する<経営計画(前半部分)>とは?

「小規模事業者持続化補助金(一般型)」の様式2−1「経営計画書 兼 補助事業計画書」は、大きく前半の「経営計画」が4項目、後半の「補助事業計画」が4項目と上で見てもらった通りです。

じゃあ、それぞれどんなことを書いて行けば良いか…。

とにかく、「小規模事業者持続化補助金(一般型)」のホームページから各様式をダウンロードしても各見出し以外は空白になってて、何を書いていいのやら…😣

とくに、初めて申請をする人や様式を見る人にとっては、「きょとん…。」でした。今までこの補助金の事業計画書の作成に関わったことがある人が知り合いでいれば、聞いてみた方が良いと思います。

ただし、どうしても聞けなかったり、聞きづらいということもあるかもしれないので、ちょっと書いてみたいと思います。

要点

とにかく、この事業計画書には、見出しに書いてあることを素直に分かりやすく書くということが大事になります。

それに加えて、図や表・写真などを活用して、見やすさも考えます。その時に、ただ図や表・写真を載せるだけではなく、審査員に読んでもらうときを想定して、図や表・写真を補足する様な文章を付け加えてあげると良いです(どの図や表・写真についても)。また、図や表などはどこかからコピーなどする場合は必ず出典元を記載するのが良いと思います。

で、大体できた時にストーリー(話の流れ)が大きく逸れたりしてないかを確認する。

①企業概要

ここでは、次のようなことを書くと良いと思います。

1、会社の沿革

2、営業形態

3、売り上げについて(これまでの推移や特徴など)

4、顧客について(現在の顧客の状況やこれまで新規で顧客になってくれた人たちの特徴など)

②顧客ニーズと市場の動向

続いて、ここでは次のようなことを書くと良いと思います。

1、顧客のニーズについて:ここは今お店に来てくださっているお客さんの意見などを参考に記入します。

2、市場の動向:これは2つの視点があるかと思いますが、1つは「現在の事業の業界全体の動向(例:コロナ前とコロナ後でどう変わってきているかなど)」ともう1つは「同じ地域内、市内、県内などの範囲内での競合他社の傾向(単価や販促方法など)」を調べてみて書いてみてください。

③自社や自社の提供する商品・サービスの強み

ここでは、通常の事業計画を考える際は、自社の強みと弱みを記載して分析してみることが多いんですが、「小規模事業者持続化補助金」については、販路開拓や生産性の向上が大きな目的であり、そこを意識すると次のようなことを書くと良いと思います。

1、自社の強み:ここは事業主や従業員のスキル、技術的長所、店舗の場所など立地について、今来ているお客さんについてなどの強みとして思いつくことを書いてみましょう。

2、自社の提供する商品・サービスの強みは、実際に提供する商品やサービスの概要と単価、競合他社などと差別化が図れる自社の商品やサービスの強みを書いていきましょう。

④経営方針・目標と今後のプラン

ここでは、見出しに従って次のようなことを書いていくと良いと思います。

1、経営方針:これは会社にとっての理念や事業を行う上で大事にしている信念などを書きます(もちろん補足も)。

2、目標:ここでは「企業概要」で書いた売上高の推移に加えて今後5年程度先(中・長期的な期間)の売上予測を表などを使って書きます(表の下に補足説明も分かりやすく入れましょう)。

3、今後のプラン:ここは後半の<補助事業計画>で書くことになる今後約1年以内に何を実施していくかではなく、その補助事業期間が終了して以降、自社が何をして行こうと思っているかということを書いていくみたいなところですかねぇ。

まとめると

とにかく、審査員に伝わるようにということと、<補助事業計画(後半部分)>で書く内容と<経営計画(前半部分)>

で書く内容が重ならないように注意しながら書いて行くように意識したらいいと思います。

あとは、「小規模事業者持続化補助金(一般型)」は、今のところ枚数制限がないので、例えば<経営計画(前半部分)>と<補助事業計画(後半部分)>をそれぞれ4ページづつ、計8ページで作ってみてそこから3枚づつにしてみるとか。文章も含め、少し多めに作っておいて、必要なところを残していくような作り方の方が、元々内容があまり書けてなくてスカスカなものに、加えていくよりかはラクかなぁと思います。

駆け足だったんですが、今度の申請を目標にしている人は、ちょっと参考になればいいんですが…。

といったところで、今週末は本当に寒くなるんで、気を付けようと思いつつ、今回はこの辺でお開きってことで、また。

yoho-shi

気象予報士の資格を持つが全く役に立ってないため迷走中の九州の田舎在住中年フラリーマン。 今の仕事は小さい規模の事業者の経営の支援中。 一応、防災士やらエネルギー管理士やらなんやかんや。 下手なブログ,やっとります。