今回も写真がなくて困った挙句に、「今使っているコルセット」をなぜか写真におさめてしまった「名ばかり予報士」でございます。
さて、今回は確かこの前の日曜に「今週の天気は猛吹雪?」ってタイトルでブログに書いたものの続き。
というか、単に今夜から明日にかけて、「日本海側の方は大雪に特に気をつけて!」という話。
明日の天気などをニュースや新聞で確認する前に、僕は毎回ことらを確認している。
過去のこのブログでも登場している気象庁が毎日15:40ころと3:40ころに発表している「短期予報解説資料」だ。
今日の15:40発表分は、こちらとなっている。→https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/data/jishin/kaisetsu_tanki_latest.pdf (掲載元:気象庁ホームページ)
さまざまな気象予報士がそれぞれの視点があると思うが、「2.主要じょう乱の予想根拠と解説上の留意点」の中の①の最後に「18はじめにかけて日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が顕在化」となっているところか。
気象の知識がある人は聞いたことがあるかも知れない言葉だが、この「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」が発生すると、特に北陸地方から山陰地方にかけて大雪になると言われている(北海道や東北地方の日本海側でも大雪になることが多いが地域的には特に)。
この収束帯ができる原因は、朝鮮半島の白頭山などにより北から流れてくる寒気が二手に分かれ、日本海で合流する。日本海には暖流の1つである対馬海流などにより水温が比較的暖かくなっているが、その上を強い寒気が日本海付近で合流することにより、激しい上昇気流とともに積乱雲などが発達し、大雪やそれに伴う雷、強風などが起こる。というのが大まかな概要かと思う。
特に、寒気が強い場合は北陸や山陰だけでなく、東海地方など太平洋側の一部(愛知や三重など)まで大雪が降る可能性があるもので、今回の予報では、名古屋市付近も雪が降る予報となっているので、日本海側のみならず、注意することが必要だ。
ニュースを見ていると特に、北陸地方や山陰地方などでは大雪による車の立ち往生が起こる危険性があるため、1番なのは車での外出を控える。またはそういった立ち往生が起こりやすい特に高速道路などには行かないなどである。
また、もしそういったことになった場合は、温かい環境の確保(燃料がなくなると車の中ではエンジンもかけられない)、食料の確保、トイレなどなど、幾つもの困難に見舞われることは予想ができ、また一度対往生すると復旧に何十時間もかかる可能性がある場合もあり、警戒が必要になる。
とにかく、仕事でどうしても向かわなければならないという人もいるかも知れないが、本当は危機管理としてそういう危険な時は「行かない」という選択肢もないとおかしいと思うが…。
とはいえ、車の立ち往生以外にも大雪による災害はいくつもあるので、最新の情報にはアンテナを貼りつつ、大雪が落ち着くまで安全に過ごせるようにできればと思う。
ここまで、各種のメディアで伝えてることなので、本当に気をつけないとと思った今回は、この辺でお開きってことで、また。