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今年の企業の倒産件数

今回もちょっと外に出たもんで、なんでもない道路を写真に撮っても喜んでる「名ばかり予報士」でございます。

今年の倒産件数

さて、今回はちょっと前にニュースになっていた「今年の倒産件数」について。帝国データバンクっていう、日本国内最大手の信用調査会社が12月8日に発表した今年の11月までの企業の倒産件数は過去最小を記録したとのこと。

コロナ禍の中で皆苦しんでるのにどうして?と思う人もいるかもしれないけど、調査上はそうなっているらしい。本当に小規模事業者などの小さい事業所まで把握しているかどうかはちょっと置いといて、それでも過去最少ってと思ってしまう。

これまでの過去最低は1966年だったというから、高度経済成長の時代のことで、その後バブル景気があったりしている中でもそれを下回ってしまう件数だということで、どうなってるんだろう?と思う。

倒産件数が過去最少なのはなぜ?

ただ、昨年から今年にかけて新型コロナウイルス感染症の影響にともなって、国や各自治体による給付金などの支援策が次々に出されたことや金融機関での融資も、ゼロゼロ融資(実質無利子)を実施したり、融資の審査もだいぶスピーディーに要件が当てはまっていれば、かなり相談に乗ってくれる状態だったのだと思う。

なもんで、数字では減少しているように見えているけど、どちらかというと抑えられているってところかなと思う。

ちなみに、給付金(支援金)は新しく事業復活支援金等の実施や融資については、現行の制度がもうしばらく続くみたいだけど、果たして来年の今頃まで続いているかどうか…。

そう考えると、来年の前半でも特に3ヶ月ほど(今年度内)は、支援策の状況は大きく変わることはないと思われる。ただ、それ以降、3回目のワクチン接種などもあって新型コロナウイルス感染症の影響が小さくなってくると、本格的に支援策が少なくなっていくので、事業者の実力で売上や利益を上げていかなければならないと思う。

そうなったときに、果たして現状で厳しい企業は立ち行くのかどうか、非常に心配だ。ということは、来年の春から夏頃に厳しい企業が増えてくるということだろうか…😣

当然僕がいるところにも相談に来る人たちも多くなると思うし、できるなら「もうこれ以上は難しいかも…」となる前に、金融機関や支援機関に相談に行ってほしいと思っている今回はこの辺で、お開きってことで、また。

yoho-shi

気象予報士の資格を持つが全く役に立ってないため迷走中の九州の田舎在住中年フラリーマン。 今の仕事は小さい規模の事業者の経営の支援中。 一応、防災士やらエネルギー管理士やらなんやかんや。 下手なブログ,やっとります。