世界でも自然災害が多くなってる

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今回も使い古したシャープペンをいつまで使おうか悩んでいる「名ばかり予報士」でございます。

今日のお昼もまた、関東地方で地震があった。今回は茨城県南部でM5.0、震度4ということで、引き続き日本のあちこちでも地震が頻発している。先週から今週にかけては世界に目を向けてみても、噴火や地震が起こっている。

インドネシアの噴火

インドネシアのジャワ島の東部にあるスメル火山という標高約3,600メートル(ほぼ富士山と同じくらい)の火山で12月4日以降噴火が続いている。こちらは死者が数十人規模になっているようで、避難生活を送っている人たちもかなり多いらしい。被害に遭われた方には、ご冥福を祈りたい。

スメル山は調べてみると、ここ200年ほどは噴火を繰り返しているらしく、たびたび噴火による犠牲者が出ているそうだ。

火山自体はブルカノ式ということで、日本で言うと浅間山や桜島と似ている火山ということになる。ブルカノとはイタリア南西部にあるブルカノ島にあるブルカノ火山から来ている名称で、粘度が高い(溶岩がサラサラとはいかない)ので、高圧のガスによる爆発的な噴火になることが多い。

噴火の型式については、ストロンボリ式やプリニー式など他にもあって、また取り上げることがある機会に書きたいと思う。

また、今回犠牲になった方々は「火砕流」によるものだということだ。「火砕流」は、高温のガスと火山砕屑物が混合したもの(数百℃以上)が、山腹を時速100kmを超えるような猛スピードで駆け下ってくる。そのため、自分が遭遇して気付いたときにはすでに手遅れということもある。

こういった噴火は、いつということはなく、いつでも起こりうるかもしれないので、近くに火山がある人は、噴火が起こることを想定して、避難方法などの再確認が必要になると思う。

アメリカでの地震

さっき、実は竜巻の話をしたんだけど、それより少し前にアメリカの北西部にあるオレゴン州でM5.8地震が起きている。12月8日のことで、日本ではトカラ列島の地震が起き出した後くらいだ。

アメリカ西海岸の北の方で、西海岸と言えば南側(カリフォルニア付近)ではサンアンドレアス断層という有名な断層があるが、この付近は沈み込み帯と言われる地域で、大きな津波などを引き起こす可能性は低いとのことみたい。

ただ、今年はアメリカの竜巻の被害だけじゃなく、8月14日にハイチで大きな地震によって多くの方が犠牲になったり、自然災害のニュースが多い印象かな。

日本でも、全国各地で震度4から5強クラスの地震が頻発しているし、それに伴って関連するニュースや記事も多くなってる。目にする機会が多くなる分、注意するのに越したことはないってことだと思う。

今年もあと半月ちょっとだけど、年内にまた大きな自然災害が起こらないことをいのるばかりと思っている今回は、この辺でお開きってことで、また。