今回も週末の地震でいろんなことを考えていた「名ばかり予報士」でございます。
今回は特に役に立つような話ではなく、ちょっと思い出話も含めて…。
さて、2月13日の23時8分頃、東北地方で震度6強の地震が発生した。
発生した時はテレビを消していたんで、その時は緊急地震速報を聞くことはなく、ちょっと間を置いてから気が付いた。スマートフォンでもテレビでも気づけば表示は「震度6強」だった。今回は「東日本大震災」の余震とも言われているが、皆一同に思ったのはおそらく「まもなくあの地震から10年が経過しようとしているのに、まだ余震が起こるのか。」とか「新型コロナウイルスで厳しい中で、緊急事態宣言が解除されそうな時期に震災か。」と。
以前話したか、僕は「東日本大震災」は経験していない。どちらかというと、その当時、震災の時は放送局で、震災の緊急特別番組の送出で先が見えない中、地元の方々に震災の情報を届けるという仕事をやっていた。僕がいるのは九州なんで、その時は次の日が九州新幹線の全線開業の日で、イベントが全て中止されたのもよく覚えている。そう考えると、あれからもう10年ということかと思うと、やはり時が経つのは早い。
あと、2016年の時は熊本にいて熊本地震で今回の揺れと同規模の「震度6強」を経験してる。なので、その揺れ方に違いはあると思うが、怖さや不安は少し分かる気がする。「震度6強」の上には「震度7」という指標があるが、「震度6強」でもその場にいたら立ってられず、何か身しがみついても耐えられないくらいの揺れだった。
今は、防災意識も自治体でも企業でも個人レベルでもある程度意識してきてはいるんで、自宅で準備していたり、避難所も以前とは様変わりしてきているみたいだ。
ただし、僕も防災士とは言いつつも、やはりいつ起きるかわからない災害への意識が、普段は想像以上に低いことを思い知らされた。
僕が今いる九州は、地震もだし火山が多いところでもある。周りは海があって、南海トラフもそこまで遠くはない。台風や豪雨はあるし、沖縄ほど南ではないので、冬は凍結や霜などの被害もある。
日本列島はどこにいたとしても自然災害に見舞われやすいが、特に地元を知り生活に活かすことが大事なのかもしれない。
ってところで、複雑な想いの中で週末が明けた今回はこの辺でお開きってことで、また。